日本オワコン?いや、いい国だよ。トルコ・イスタンブールに1ヶ月滞在して感じた違い。日本のいいところ

トルコイスタンブールの寿司

こんにちは、2021年から約1年海外で暮らしてみていた、なごです

「日本オワコン」的なネットニュースとかツイートって人気ですよね。

日本人は自国を卑下するのがお好きですが、1年ほど海外に滞在してみて、

日本ってやっぱり先進国だわ!結局いい国だわ!と思ったことがたくさんありました。

そしてやっぱり住むなら日本だなーと心の底から今は思ってます。

そこでわたしが滞在した3つの国(ルーマニア、トルコ、タイ)の中で一番先進国との違いを感じたトルコと比べて、日本がどんなところが整っていて、住みやすくて、いい国だと思ったのか、お話していきます。

日本はけっこういい国だよ。

目次

トルコではタバコの煙から逃れられません

トルコのイスタンブールに1ヶ月滞在したのですが、一番大変だったのが、タバコ文化。

喫煙者がとても多いそうで、レストランやカフェは基本的にタバコOK。

テラス席では煙がモクモクしているのが当たり前。禁煙席にいても、当然煙が流れてくるので、タバコを感じずに外食できた日は1日もありませんでした。

↓こんな素敵なボスポラス海峡沿いの公園のベンチも・・・

ボスポラス海峡沿いのベンチ

↓ベンチの隙間にはびっしりタバコの吸殻。ボスポラス海峡沿いのベンチ

ホテルでも、窓を閉めていてもなんかタバコのニオイが、、、と思って窓の外を見ると、

だいたいホテルのスタッフが休憩がてら外でタバコを吸ってたりします。

エアビーも、イスタンブールではほとんどの部屋が喫煙Ok。

ホテルの禁煙の部屋でも吸っちゃう人が多いようで、タバコの残り香がする部屋も多いし、カーペットが焦げてたりします。

禁煙の部屋には「吸ったら罰金!!」と他の国よりデカデカと張り紙があることも多い。

他の国ではむしろタバコOKの部屋のほうが少ないですが、トルコのイスタンブールは逆で、吸わない人が肩身の狭い思いをする感じ。

実際エアビーのオーナーが、トルコでは禁煙にすると予約が入らないと言ってました

もうひとつ煙について驚いたのが、寒い季節は夜になると石炭や薪ストーブの煙のにおいが外から入ってくること。

ルーマニアもトルコも、まだまだ石炭や薪ストーブを使う国もあるんですね。

煙って窓を閉めていてもどこからか入ってくるので、結局わたしはこれで喉をいためました。

日本にいたら煙を感じることのほうが少ないですよね。

世界的に先進国ではタバコの規制はどんどん厳しくなっていて、日本の居酒屋など店内でタバコが吸えることすら海外から見ると驚くほどなのに。

ちなみに各国の喫煙率をみるとこんな感じ

世界の喫煙率 男性 国別ランキング・推移 – グローバルノート

1位: インドネシア62.70%

23位: トルコ 42.80%

37位: タイ 38.20%

50位: ルーマニア 34.90%

69位: 日本 28.30%

97位: 米国 21.60%

124位: イギリス 16.20%

トルコはトップ30位以内に入るほど、やっぱり喫煙者が多いんですね。

 

タバコの煙やストーブの排煙でのどを痛めるなんて日本では体験したことがなかったので、

あー日本は住みやすい国なんだ(非喫煙者にとっては)と思いました。

日本は世界的大都市の東京ですら、他の国より空気がいいです。

タイのバンコクは排気ガスと下水のにおいがするし、ルーマニアは放置された生ゴミ臭がする。

タイのチェンマイは世界屈指の大気汚染レベルなので、目や鼻、皮膚がかゆくなる人もいるし。

日本は車も人も店も多いのに、空気がいいので、やっぱり環境がいい国だなーと感じます。

住みやすい国だよ、日本

イスタンブールのホテルはエレベーターなし、劣悪な部屋でも高い

トルコのイスタンブールは有名な観光都市で、人口も多いので、かなり整っているのではと思っていたのですが、

ホテルの値段が高いのに質がかなり低くてびっくりしました。

↑1泊目の1万円のホテルが一番快適でした。

物価は安いのに、なんでホテルだけお金がかかるの!

1泊6000円のホテルが安すぎるのは自分でもわかってたんですが、窓のブラインドには虫がつきまくってたし、洗面台の排水は一切流れず、翌朝になっても溜まったまま。

シャワーの排水溝も流れないので、トイレまで川のように水浸し。

ひどい、、と思いましたね笑

イスタンブールの観光エリアは古い地区をそのまま残してあるので、建物が古くて小さいホテルが多くて。

部屋数が1ホテル6部屋しかなくて、エレベーターもない、みたいなホテルも多かったんです。

エレベーターがないホテルでは、スーツケースはホテルの人が(階段で)運んでくれるのでそこは安心

朝食もパンとコーヒーだけ置いてある的な。

それでも1万円以上出さないと行けないの!?と思うと、他の国に観光に行くほうがよっぽどいいなと思ってしまいました笑

もちろん観光地で1泊1万円は全然高くないのですが。それにしてもうーん、なクオリティ。

滞在費を落とすために、郊外のなにもないエリアのホテルをわざわざとったくらいです。

 

日本は高いホテルならそのぶん質もいいので、お金を納得して払える感じがします。

日本以外でもスペインやパリ、タイ、カンクン、など他の国でも値段相応を感じました。

クオリティを求めるならお金を払う、が自分の中では当然だと思ってたのですが、

お金を積んでもいいホテルや宿に巡りあえないトルコ・イスタンブール。

むしろ日本は値段以上のサービスですよね。なぜ1泊5000円のビジネスホテルの部屋があんなに清潔で、朝食もなぜあんなにバラエティ豊かなのか、日本よ。

やっぱりコスパ最高の国ジャパンです。

イスタンブールの水道はカビ臭い

トルコイスタンブールのエアビー 

ルーマニアで会ったシリア人(イスタンブールに5年住んでいたそう)が、「ルーマニアよりイスタンブールのほうが100倍住みやすいよ。人口もヨーロッパで1番多いし、都会だから。超整ってるよ。」

と教えてくれたので、わたしは安心してイスタンブールへ向かったのですが。

水道水がめちゃくちゃ臭くてびっくりしました。

もちろん水道水を飲もうなんて考えてなくて、歯磨きのために口に含んだだけです。

それでも「クッサ!!」と思いました。

なんというか、水道管の内側にヘドロでも付いてるんだろうか!?と思うフレーバー(笑)

イスタンブールの中でもエリアによって全然違うとは思いますが。

わたしは郊外の学生や若いビジネスマンが住む新興住宅街に滞在していて、建設中のマンションも多い新しいエリアだったので、水道管などの設備も新しいだろうと思っていたので超びっくり。

↓こんなにきれいな新しいマンションだったんですよ

トルコイスタンブールのエアビー

タイの水道水でもここまで臭いとは思わなかったです。

まあすぐ慣れて気にならなくなるんですがね笑

日本の水道管はほとんどがバブルの頃に整備されたものだから、老朽化がひどいと言われていますよね。

たまにいきなり水道管が破損して道路が陥没したりというニュースもありますし。

でも、老朽化した水道管でも、そこを通って出てくる日本の水道水はおいしい(臭くない)よ、と思います。

日本は本当にどこまでもクオリティが高い国だなと実感しました

通貨の暴落度合いが半端じゃないトルコ

トルコの通貨・トルコリラは暴落がすごくて、特にわたしが行った2021年11月〜12月はどんどんリラが安くなっていきました。

レストランのメニュー表には価格を変更するためにシールが貼られて、手書きで値段が書かれているのですが、

何度も値段を変えすぎてシールが分厚くなっていました。

それくらい日々トルコリラの価値が変わるから、店側も価格を変えないと損をしちゃうってことですよね。

スタバのトールのカフェモカが208円なのも、安すぎるなーと思いました↓(当時の換算です)

今は日本も円安がどんどん進んでるので、トルコみたいにメニュー表にシールを貼って毎日のように値段を変えるべきかも。

でも、2週間で約20%も価値が下がっていったトルコリラに比べたら、円安はそこまで猛スピードではないです。

トルコリラと比べたら日本円はまだ安定してるほうなのだなーと、トルコにいながら感じたのでした。

イスタンブールのように人口がめちゃくちゃ多くて大きな都市でも、これだけ不安定な状況だと考えると、

日本の人口の多さと政治や通貨の安定性が、先進国でいられる理由なのかなと思いますね。

国の状況が安定してるって、毎日の不安が少ないってこと。住みやすさにつながる、いい面だと思う!

渋滞ひどすぎ&海峡を渡る船に30分かかるイスタンブール

イスタンブールの渋滞は、まじでひどいな。と思いました。

渋滞を避けて平日の昼に移動したんですが、それでも車で1時間で行けるはずの病院まで2時間かかったのはしんどかったです。

タクシーの運転手さんもトイレ行かせてって言って、高速のパーキングに入りましたからね。

それほど渋滞がひどい。

ボスポラス海峡という海で東西に都市が分かれているので、朝と夕方はそこを行き来する車で大渋滞なんですね。

ボスポラス海峡で東西に分かれるイスタンブール

この海峡を渡る方法は、橋と船があります。

船には車ごと乗って、反対岸まで運んでもらうんですが、それがめっちゃ時間かかる!!!

まず船に乗るために車の行列で待つこと30分ほど。

車ごと船の中に進んで、ぼーっと10分ほど待つと反対側に着きます

↓高い場所からボスポラス海峡を見ると、船がたくさん見えます。

ボスポラス海峡を渡る船

(海があるから景色が最高なのは、イスタンブールのいいところ)

東側の住宅地に住んでいる人は、西側へ毎日通勤する人もいるそうなんですが、

不便すぎてうんざりするな、と正直思いました

トータル40分ならまだいいんですが、船に乗る前と、反対側に着いてからもまた車で移動ですからね。さらに渋滞もあり、これは大変だなーと。

日本でも渋滞はありますけどね。東京の電車・地下鉄網はすごいんだなと時間しました。

電車も混んでるけど、アクセスは抜群ですもんね。

日本のインフラ、(特に東京)、すごい

歩道が少ないイスタンブール郊外

トルコに限らず、アメリカ郊外などもそうらしいですが、歩道がない場所が多い。

観光客が来るエリアは歩道がありますが、他は歩くには危なすぎる道路ばかり。

歩道がないとちょっとスーパーに歩いて買い物に行くのもハードです。

徒歩5分のショッピングモールに行くのも、ちょっと怖いですんですよね。横断歩道なんてないので、道路を渡るのにも時間がかかるし、危ないし。

しかも車の運転も荒いからなおさら怖い。死がすぐそこにある感じ。

歩道がないことで外を歩く習慣が減って、太りました笑

その点、日本では、特に政令指定都市などの大きい都市は、歩道が整備されまくっています。

日本人が肥満率が低いのは、歩道があって歩く文化があるからでは!?と思ったり。

日本では子どもも歩いて学校に行くから、日常的に運動になる気がします。海外では親の車で送り迎えしたり通学バスが多いような。

 

トルコでは一般道を走っていても高速道路みたいに感じたんですが、その理由は歩道がないのと、車線がすごく多くて、いかにも車のための道路って感じだからだと思います。

マンションから見える下の道路もこんな感じでした↓

歩道があるっていうのは、だいぶ生活しやすさにつながるなーと海外に住んではじめてわかりました。

安全な歩道を歩ける日本はとても住みやすく感じます

風が強い日に数人が亡くなるほど、危険と隣り合わせのトルコ

わたしがイスタンブールに滞在したときに、3日ほど暴風が吹いた日があったんですが、

たしか5人くらい亡くなったとニュースで見ました。

風で飛んできた看板や屋根にぶつかった、というのが原因だそう。

たしかにわたしが滞在していたエアビーの向かいの建物でも、風で窓が閉まらなくなって、10階くらいの高さの窓が宙ぶらりんになっていたのが見えました。

暴風で壊れたイスタンブールのビルの窓

これ、下に落ちたらたしかに人が死ぬな、と。すごく怖かったです。

こんなに簡単に物が落ちたり、ぶつかってきたりで人が亡くなるなんて、日本だとあまりないですよね。

地震がある国だから、建物や備え付けがしっかりしているのもあるし、やはりいろんな面で日本はクオリティがいいのだと実感しました。

いろんな意味で日本は安全性が高い。いい国だと思うよ

まとめ|日本のいいところも知っておかないと、オワコン化を防げないと思う

以上、わたしが海外に住んでみて感じた日本のいいところをまとめてみました。

日本オワコン、と感じることは正直わたしもあるんですが、それでも日本のいいところも知っておくべきだと思うのです。

だっていいところがわかってたほうが、いいところを海外にも売り出したり、外貨を稼ぐときの戦法にできるから、オワコン化を防ぐのに役立つじゃないですか。

日本もうだめだ、日本がいつまでも平和だと思ってる日本人やばい、みたいな話だけ見て不安になっていてもしょうがない。

わたしの周りには、あえて日本に住むことを選んでいる外国人もたくさんいます。

それほど魅力があるってこと、住みやすい国ってことですよね。

日本いいよ

逆に海外から帰ってきて、日本人しんどそうで見てるのつらいな・・・と思ったこともあります。

日本の働きすぎ文化、消耗してる人が多すぎる!という話はこちらの記事で書いているので、よかったら合わせてご覧ください↓

疲弊してる日本人多すぎ。自分の幸せの基準を明確にしないと搾取されつづけるよって話

あわせて読みたい
疲弊してる日本人多すぎ。自分の幸せの基準を明確にしないと搾取されつづけるよって話 https://twitter.com/puutaro_hana/status/1526917413475758081 半年ほど海外で仕事をしながら転々とする海外ノマド生活をして、日本に帰ってきたのですが、 顔が死んで...

 

関連記事:

あわせて読みたい
海外ノマドの理想と現実 。思ったより自由じゃない面も【メリット・デメリット】 こんにちは、海外ノマドを3ヶ月やってみた、なごです! 時間や場所にとらわれず、好きな国で仕事をしながら生きる「海外ノマド」というライフスタイル。 パソコンひと...
あわせて読みたい
タイ・チェンマイの1ヶ月生活費は約17万円|女一人旅の海外ノマドワーク こんにちは、2022年にタイで2ヶ月半ほどノマドワークしている、なごです タイのチェンマイはノマドワーカーの聖地とも呼ばれるほど、世界中からデジタルノマド(場所に...
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

プロフィール

まじめすぎて生きにくい人生だったけど、やっと自分がやりたいことを優先できるようになってきました。

少しずつ身につけてきた「生きやすくなる方法」をブログに書いてます。

▼経歴
ネット企業でWebマーケティング7年→29歳で退職。ロミロミセラピストに→マーケがやっぱり好きと気づき週4日マーケ派遣に。現在はフリーランス。ココナラでスキル販売等個人事業がんばり中。2021.9~海外ノマド。海外生活の様子はYoutubeでシェアしてます♪

仕事の見つけ方はnoteで発信中

フルタイムで働けないHSPが在宅・週3・月30万の業務委託をサクッと1ヶ月で見つけた方法。経験ゼロでもできる、フリーランス最初のステップ完全解説
目次