こんにちは、海外で盗難に何回かあってきた、なごです
世界各国で観光客受け入れ開始などのニュースがちらほら出てきて、
「あ〜海外行きたいな〜!」という気持ちが高まる今日このごろ。
そこで今日は、旅に出る前にお伝えしたい、わたしが過去に海外旅行でトラブルにあった体験談をまとめてみました。
スリの手口、海外旅行保険の補償がおりた話、風邪を引いたときにフライトで気をつけることや、薬の話なども。
一人で行った国もいくつかあるので、一人旅を考えている方もぜひ読んでみてください♪
海外旅行で行った国&体験したトラブル
8ヶ所海外旅行に行って、こんなトラブルがありました・・・!
- アメリカ ニューヨーク
(飛行機着陸できない問題、財布置き忘れ、日本空港閉鎖、ひどい風邪をひいた) - タイ プーケット
- グアム
(トイレ詰まった事件) - パナマ
(駐車場で迷子事件) - メキシコ カンクン
- フランス パリ
(iPhone盗難) - スペイン バルセロナ
(おみやげホテルに忘れた事件) - ハワイ
(ホテルの清掃が行き届いていない、荷物取り違え未遂、部屋に荷物届かない事件)
このうちニューヨークとハワイは一人旅でした。
個人的には、盗難リスクは知り合いと行く旅のほうが高い気がします。
人といるとおしゃべりに夢中になって気が緩んだり、安心してしまうので、スリなどにも合いやすかったのかなーと思いますね。
二人以上での旅行も要注意ですね〜
それでは遭遇する確率が高そうなものから順に、トラブルを紹介していきますね
最後のほうは旅ネタ的なものですので、ごゆるりとご覧ください。
パリの観光地でスリ【iPhone盗難】
パリのノートルダム大聖堂で、入場の列に並んでいるときにiPhoneを盗まれました。
どういうシチュエーションで盗まれたかというと、
列に並んでいるときに小さな子供とその母親らしき人がアンケートボードみたいなものを持って寄ってきて、なにか言いながらボードを差し出されました。
↑こんなふうにめちゃくちゃ混んでて、入口の行列ができてたんですね。
なんかの署名かな〜?と思いながら、こういうのに名前を書くと実は契約書になっていてお金を請求されるとか、そんな詐欺があると聞いたことがあったので、
「NoNo」と言いながらかわしていました。
断っていたらすぐその人たちは去っていって、なにもなくてよかったとひと安心。
ノートルダム大聖堂に無事入場できて、美しいステンドグラスを写真に撮ろうと思ったそのときです。
iPhoneがない!!
はい、やられましたー!
さっきの署名らしきものを求めてきた人たちは、署名が目的ではなくて、
そちらに気を取られているうちに小さな子どもが何人か寄ってきてわたしのコートのポケットからiPhoneをとっていった、というのがスリの手口だったと思われます。
旅行中はコートにスマホを入れないように気をつけていたんですが、
このときは話に夢中になっていたのか、無意識のうちにいつもの習慣でポケットにスマホを入れてしまったんですよね。
一人旅なら相当警戒するのですが、二人以上だとどうしても隙ができやすいので注意が必要ですね。
スマホはコートのポケットには入れず、ファスナー付きのバッグの中に必ず入れるのが大切です。
ちなみにiPhoneは海外旅行保険がおりて、端末代が全額補償されました。
海外へ行くときは海外旅行保険を契約するか、クレジットカードの付帯保険を利用する場合は保険が有効になる条件をしっかり確認しておくのが大事です。
クレジットカードの海外旅行保険を利用しよう
以前は海外旅行保険を契約してから旅行に行っていましたが、最近はクレジットカードの付帯保険だけで旅行に行っています。
海外旅行保険を利用するときに一番おすすめなのは、エポスカード です。
おそらく多くの人が使っている(わたしもメインカードにしている)楽天カードは、2020年10月から海外旅行保険の利用条件が厳しくなったので、
エポスカードを持っていない人は作っておくのがおすすめ。
【楽天カードの保険利用条件】
以前は旅行出発前に公共交通機関や航空券の料金を楽天カードで支払いをしていれば、補償対象になっていた
→(2020年10月から)募集型企画旅行の料金を楽天カードで支払った場合のみ対象に
募集型企画旅行というのは、旅行会社が企画するツアー旅行のことです。
つまり、エクスペディアやスカイスキャナーで航空券だけ予約する、Hotels.comでホテルだけ予約する、というような支払いでは保険の対象外になってしまうということ。
これでは少し使い勝手が悪いので、年会費無料のエポスカードを1枚もっておくのがおすすめです。
▼エポスカードの補償内容
保険の種類 | 保険金額 |
傷害死亡・後遺障害 | 最高500万円 |
傷害治療費用 | 200万円(1事故の限度額) |
疾病治療費用 | 270万円(1疾病の限度額) |
賠償責任(免責なし) | 2000万円(1事故の限度額) |
救援者費用 | 100万円(1旅行・保険期間中の限度額) |
携行品損害(免責3,000円) | 20万円(1旅行・保険期間中の限度額) |
スマホの盗難も携行品損害の対象になるよ!
スーツケースの取り違えは空港以外でも起こる
スーツケースを間違えて持っていかれそうになったこともあります。
よくあるのは空港でバゲージクレームという受取るターンテーブルのところでの取り違えですよね。
でも、わたしがもっと警戒している場所は、空港から市街地へ移動するバスやシャトルです。
▼空港シャトルは、こういう数人で乗り入れる大きめのタクシーのようなものです
ロバーツハワイの空港シャトルがカポレイやタートルベイにも! #ハワイ #ロバーツハワイ #空港シャトル pic.twitter.com/ommu0fDCTk
— ハワイ旅行大好きっ子 (@Aloha_Hawaii77) July 6, 2018
実際にハワイへ行ったときに、シャトルで市街地へ向かっていたのですが、
あるホテルで降りようとしていた日本人の男性がわたしのスーツケースを「よいしょ」と持ち上げたのです。
わたしはかなり警戒していたので、シャトルの荷物置き場の近くの席に座っていて、すぐに取り違えに気がつくことにできました。
それ、わたしのスーツケースですっ!!!
とあわてて声を出したので、男性もびっくりしていましたが無事取り違えを防げました。
目印でスカーフと黄色いネームタグとベルトもつけていたんですが↓
旅先ではみんな注意力散漫なので、似たような色のスーツケースだと間違えちゃうんですね・・・
わたしがスーツケースの取り違え防止でやっていることはこちら。
- スーツケースに目立つスカーフやベルトをつける
- 荷物を車体の下に入れるような大きなバスは、自分のスーツケースを監視できないので利用しない。
バスを使う際は車内に荷物置き場があるような小さめのシャトルを予約する - シャトルでは荷物が見える位置に座る
日本の観光バスのように車体の下にスーツケースを入れるようなバスもありますが、スーツケースが見えないので、危険。
知人はスリにリモワのスーツケースまるごと持っていかれたそうです。
停留所にスリがいて、お客さんのふりをしてスーツケースを持っていくケースがあるそうなので、
- 空港からの移動はなるべくタクシーやウーバーを利用する
- 節約したいなら5〜10人ほどが乗れる小さめのシャトルを予約する
というのがいいですね。
シャトルの予約は、エクスペディアなどで航空券を予約すると「送迎はいかがですか?」と表示されてセット予約できます。
また「ハワイ 空港送迎」などでネット検索するとシャトルサービスの予約サイトも出てきます。
ホテルの部屋の清掃が行き届いていない、荷物が部屋に届かない
ハワイのホテルに泊まったときはけっこうなホテルのトラブル対処を経験しました。
詳しくはハワイへ女一人旅2018|シーツが交換されていない!?海外ホテルでのトラブル&クレームの英語の記事で書いていますが、
- シーツが交換されていない
- 部屋がほこりだらけ
- スーツケースを部屋に運んでくれるといってたのに、全然来ない
などが実際にありました。
まずはとにかくフロントに言うのが一番。
お掃除については、フロントの人から掃除スタッフに伝わらない場合もあるので、置き手紙+チップを2倍にしたらとてもきれいに掃除してもらえました。
とにかく担当者にダイレクトに伝えることが大事でした。
言っても忘れられることもよくあるので、めげずに何度も言うのも大事ですね。
天候不良で飛行機が着陸できない問題
初めての海外でニューヨークへ向かったとき、空港の雨と風がひどすぎて飛行機が着陸できないトラブルがありました。
これは運としかいいようがないので、特に対策はありません笑
ニューヨークJFK空港は雨風がひどくて、何回も飛行機は着陸を試すんですがうまくいかずすぐに空へまた上がっていくのを繰り返していました。
上空で飛行機はぐるぐる回って、もう一度着陸を試みるも、
だめだ!風が強すぎる!!といって(言ってるかはしらない)ぎゅいーーーんと機体を上へ傾け、また空へ。
この急上昇で内臓が出てくるんじゃないかと思うほど気持ち悪くなりますので、万が一こんな目にあったときはとにかく深呼吸してください〜
こんなことを3回ほど繰り返して、ついにわたしが乗る飛行機はボストン空港で天気がよくなるのを待つことになりました。
とにかく安い航空券を選んだわたしが乗ったのはアメリカン航空。
アナウンスは英語だけ。
これから語学留学に行くってことで英語もわからず、とりあえずボストンに行くらしいとだけ聞き取れたのですが、もう待つしかないですよね笑
そしてボストンで機内に座ったまま1時間ほど待って、またニューヨークへ。
何度かまた着陸を試みて、ついにニューヨークJFK空港に降りたときには
機内では歯笛が鳴ったり、乗客同士がハイタッチしたりと、
さすがのアメリカ人(が多かったかはわからないけど日本人はほぼいませんでした)のハイテンションに驚いたのでした。
天候不良で機体が揺れたり、着陸に時間がかかることはありえる。と思っておくことしかできませんが、怖いと思ったら深呼吸をどうぞ。
トイレでの財布置き忘れ
こちらもニューヨークのお話。
外国あるあるですが、トイレにバッグを引っ掛けるフックや、ちょっとした小物を置けるような台などがないところが多いんですよね。
わたしは学校の教室にバッグを置いて、お財布だけもってトイレへ行きました。
トイレに入ると財布を置く場所がなく、
あほなわたしは便座カバーが入っているボックスに財布を軽くはさんで、トイレを済ませたんです。
↓こういうの
で、トイレを出るときには財布がすぽーんとボックスの下まで入ってしまって、
すっかり隠れていたので、財布を忘れてそのまま出たわけです。
友達とランチを食べているときに気がついて、あわてて戻ったけど
もうお財布はありませんでした
学校のスタッフから清掃員さんにも聞いてもらったけど知らないとのことで、お財布は戻ってきませんでした〜
現金はあまり入れていなかったのと、お財布は雑誌の付録のポーチだったので全然よかったのですが、クレジットカードや日本の免許証も盗まれました。
クレジットカードは日本のカスタマーサポートに電話をかけて停止してもらい、緊急カードというのを発行してもらいました。
3日くらいでニューヨークに届いた気がします。
免許証は帰国後に再発行できたので、まあ大丈夫でした。(これでゴールド免許になる時期を逃しましたよ)
ということで、その後の海外旅行ではお財布についてこんなことを気をつけています。
- お財布を変なところに入れない、置かない
(当たり前) - トイレでバッグを置く場所がなかったら、体にバッグを斜めがけにしたままトイレを済ませる
(バッグは斜めがけできるものにする) - クレジットカードは複数枚もって、いろいろなところに分けて持つ
(財布、バッグのポケット、セキュリティポーチなどに小分けにする) - 日本の免許証など旅行中に不要なものは、ホテルの金庫などに入れておいて持ち歩かない
- クレジットカードの番号、カスタマーセンターの電話番号をメモしていく
3.11で日本の空港閉鎖。有事の際はどうするか
わたしがニューヨークへ行っているとき、日本で3.11の地震が起きました。
日本の空港が封鎖されて、その時期に帰国する予定だった人は自費でホテルなどをとって帰国を延長していました。
わたしが行っていた語学学校では日本人の生徒の延泊手続きなどをサポートしていましたが、
旅行のときに災害とかテロとかに巻き込まれたら、現地の日本大使館に連絡するのが一番とのこと。
有事の際は大使館を頼る、というのは覚えておきたいですね
なにかあったときのために、いつもこんな対策をしてから旅行に出かけるようにしています。
- 海外から日本の家族へ連絡できる手段を用意しておく
(LINE、LINEでんわ、国際電話、Gmailなどを家族に使い方も教えておく) - 自分が乗る飛行機の便名、時刻、滞在先の住所、電話番号、ホテルならHPのURLを家族に連絡しておく
連絡手段は特に、両親世代だとGmailの使い方がわからないこともあったりするので
「わたしからメールが届くとこんなふうに表示されるからね、無視しないでね!」と伝えたりしています笑
風邪を引いたら、市販薬を買ってみる&鼻詰まりでのフライトは危険
ニューヨークでとても邪悪な風邪を引き、声が出なくなり、夜も咳で眠れない状態になりました。
日本から持っていった風邪薬では足りなかったので、現地のドラッグストアで市販薬を買ったのですが、
現地で薬を買って驚いたのは
- 錠剤がでっかくて飲み込めない
→ピルカッターというもので切って小さくするのが一般的だそう - のど飴に見える飴も薬として売っていて、用法用量が決まっている
- 海外の薬だから作用が強いというけど、全然効かなかった
まず、飲み薬の粒がでかすぎて、飲み込むときにのどをガガガガガーーと傷つけまくって入っていきました。
↓この左のタブレットが飲み薬です(グミかよ)
あとから友人に聞いたところ、ピルカッターという錠剤を切るのがあるそうで。。
知らなかったー
(↑アマゾンでピルカッターと検索したらこういうのが出てきたんですが、アメリカは一家に一台こんなのがあるってこと!?ほんと!?)
ドラッグストアで「喉が痛い」と言ったら、すすめられたのはのど飴みたいなので。
のどあめじゃなくて、薬がほしいの
と言ったら「これもレメディ(治療薬)だから、1日3回、1個ずつなめたら治るよ」的なことを言われました。
↑右側が飴くすり(?)Clinically proven て書いてるから、やはりちゃんとしたお薬なのかもしれませんね。
「アメリカの薬はアジア人には強いだろうから、半分の量から飲んだほうがいいよ」とルームメイトのお父さん(韓国のお医者さん)が教えてくれたんですが、
全量飲んでも全然効きませんでした〜
そもそもストレスとかで免疫下がっているところに薬は効きにくい、ってのは日本でも同じですからね。
てことで、風邪薬や普段使っている薬は日本から多めに持っていきましょう、ということですね。
あと鼻が詰まった状態で帰りの飛行機に乗ったら、着陸のときに耳の鼓膜が破れそうになって、今まで経験したことのない痛みを味わいました。
ぎゃあああああ〜〜〜〜って声が出ちゃってたのではないかと思うくらい、
ま・じ・で、痛かったです。
鼻が詰まっていると耳抜きができないので、本当に鼓膜が破けて耳から血が出る人もいるそうです。。こわー。
鼻詰まりは薬で状態を良くしてから飛行機に乗ってくだされ〜
ホテルのトイレが詰まった事件
グアムではホテルの部屋のトイレが詰まって、水が便器からあふれ出しそうになるトラブルがありました。
トイレを流しても流れないので何回かレバーを引くと、みるみるうちに水がたまってしまって。。。
フロントに電話したら、ホテルのスタッフが来て詰まりを取るバキューム(?)みたいので、ぼっこん!としてくれましたが、
↓こういうの(海外でもこれなのね)
その後3回くらい詰まったので、そのたびにフロントに電話していました。
ホテルのトラブルは他の国でもありましたが、大切なのは自分で解決しようとする前にホテルスタッフに連絡することですね。
早めに連絡すればするほど、自分の使い方のせいではなくて、最初から設備に問題があったことがホテル側にも伝わります。
そのおかげで話がスムーズに進む感じがしました。
部屋を変えてもらうように交渉してもよかったかも
日本人的には要求するのって申し訳なく思う人も多いと思うのですが、言ってみたもん勝ちなのが海外だといつも感じるので、
ホテルの部屋に問題があるなら、部屋替えのお願いもどんどん言ってみたほうがいいですよね。
駐車場が大きすぎて迷子になった
パナマでスーパーに買い物に行ったとき、帰ろうと思ったら立体駐車場で車が見つからずに迷子になりました。。
駐車場が広いし、日本みたいに柱が色分けされているわけでもなく、どこもかしこも似たような景色なので、まったく車が探せずに20分くらい駐車場をぐるぐるしていました。
パナマは赤道に近いから高温多湿の気候。
駐車場はもちろんエアコンもついていないし、
暑くて本当に身の危険を感じましたよ・・・
なんとか車を見つけられたからよかったけど、海外のドデカイ駐車場を使うときは、目印になるような柱とか、番号が書いてある部分をスマホのカメラで撮影しておくのがおすすめです。
おみやげをホテルの冷蔵庫に忘れるあるある
パリのおみやげでチョコレートを買ったとき、溶けたらイヤだからとホテルの冷蔵庫に入れて、そのまま忘れて日本に帰ってきたことがあります。
そのとき友人に
「絶対忘れて帰るから、チョコが入ってた袋をスーツケースかドアノブに結んでおいたほうがいいよ!」
と言われてたんです。
大丈夫だよ〜と言ってたら案の定忘れた
袋を結んでおくって、かしこいですよね。帰るときにおみやげのことを思い出しますからね。
次はやります、次こそは。
みなさんも冷蔵庫におみやげを入れたら、そのおみやげが入っていた袋をスーツケースなどにくくりつけてください。
帰るときに袋を見て思い出すので、きっと忘れないはずです!
まとめ|財布とiPhoneにお気をつけて
以上、海外旅行でわたしが本当に体験したスリや盗難、トラブルとその対策の紹介でした。
スマホはアンドロイドよりiPhoneのほうが盗まれやすいそうです。
とにかくポケットに財布やスマホを入れない、トイレで置き場所がなくても便座シートのボックスに入れない(たぶん誰もやらない)というのにお気をつけくださいませ。
海外旅行に早く行きたいですね〜