こんにちは、生きやすさを追求している、なごです
環境を変えてみたら、これまでいた場所は案外素敵な場所だったなぁと思ったことが人生で大きく2回あるので、経験談を紹介しながらお話をしてみたいと思います。
今がいやだと思いづつけるより、新しいことや少しでも興味があることにチャレンジして環境を変えてみると、意外と元の環境の良さが見えてくるものなのですね。
そして元の環境のよさが見えてくると、自分の過去や経歴も案外悪くなかったなぁと思えて、自己肯定感も少し上がってくれました。
「なにもせず文句ばかり言ってる人生より、失敗してもいいから前に進む人生のほうが楽しいだろうし、自分のメンタルにもいい」
というお話です。
・なんて不利な社会なんだ
・なんでわたしは報われないんだ
・なんで他の人はそんなに恵まれているんだ
と思う人にこそ、「自分で選ぶ人生はけっこういいものかも」とお伝えしたいなと思います。
【経験談1】7年働いた会社を辞めてからわかった、その会社は「けっこうまともだった」ということ
大学卒業後に新卒入社した会社で7年ずっと働いていたのですが、1年目からすでに会社への違和感がたくさんあったんです。
この会社は変なとこがいっぱいある、、と日々思っていました
でも転職して他の会社をいくつか経験したら、最初の会社はけっこう優秀な社員が多くていいところもたくさんあったと気がつく事ができました。
「この会社ってほんとおかしい!」と思っていたことはたとえば
- 社長の一声ですべてがくつがえる理不尽さ
- 頭を使う頭脳派な人よりも、返事が元気で外行ってきまーす!みたいな体育会系行動派のほうが明らかに評価されやすい(と思ってた)
- 新人教育をまともにせずに放置してるのは会社のほうなのに、辞めたりうつ病で休職したりすると「勘弁してよ〜」とお荷物扱いするところ
などなど。
自分が希望して入った会社だったし、ベンチャー気質が残る新しい企業だからこそスピード感もありどんどん変化する環境が楽しくもあったんだけど、
どうにも会社への否定的な考えが消えないまま働いていたのでした。
でも、7年働いたあとに退職し、契約社員や派遣社員としてほかの会社を4つほど経験してよくわかったのは、
最初に働いてた会社の社員は、わりと優秀な人がそろってたんだな!!ということでした笑
そして案外環境も悪くなかったかもしれないし、7年も働けたのはわたしの性格や好みに合っていた会社だったからかも、とも思えるように。
だって他の会社には仕事をしない社員がたくさんいたし、一部上場企業ですら本当になにも考えないで上から降ってきた仕事をいかに派遣社員に横流しするかしか考えていない社員も多いし、昼休憩2時間とったあげくそのまま地方出張だからといって、気づくといなくなってる50代のおじさんとかいるしww
なので自分がもともといた環境は案外悪くなかったんだと思い直すことができて、
自分の過去を少し肯定できるようになったのです。
転職する前は「こんなブラック企業で何年もウダウダして、わたしはなにをしてるんだろう」と思っていたけど、他の会社にいる超使えない社員と比べたら「よっぽどわたしのほうが考える力があるし、よっぽどビジネススキルもあるわ!」と思えるようになりました。
比べることで自分の価値、自分の経歴の価値が見えるようになったのです。
これは転職せずに1つの会社で働き続けていたら絶対に気が付けないことでした。
その会社で働いていたときも、中途入社で他から転職してきた社員や他の会社で働く友人からは「そうはいっても大きい会社だし、優秀な人も多いでしょ」と言われることはあったけど
外を知らないわたしからは「いや、中から見たら全然そんなことないんだって」と会社を否定する気持ちしかもてませんでした。
あとは元の会社は、給与も上がりにくいしボーナスも少ない、住宅手当など福利厚生もあまりないし、人材にお金をかけないなんてひどい会社だ!と思ってたんですが、
それも外を経験したことで、他の会社とは違うところにお金をかけていたんだなと気がつくことができました。
たとえば、元の会社は社内がとても清潔で、毎朝出社時間の前に清掃業者が掃除をしてくれていたし、非常階段などメインフロア以外の場所も照明も明るくて、掃除もきちんとされていました。
またオフィスを移転したときに、窓が開くオフィスに設計したり、観葉植物(とても大きなおそらくとても高価なもの)をフロアに何個も設置したり、その植物も業者がこまめに手入れにきていたり、机は高さ調整ができるものに変わって立って仕事もできるのでリフレッシュが簡単だったりと、快適に仕事ができる環境が整っていたのでした。
そんな環境でぬくぬく7年も働いていたもんだから、他の企業で働いてみてびっくり!!
どんなに立派なオフィスでインテリアがきれいでも、会議スペースはほこりだらけだったり、非常階段の床(カーペット)に痰が吐かれて何週間もそのままになっていたり。。
ほんとうに驚きました。
働いている人の心の闇を感じました。。
つまり、中にいるうちは見えないことがたくさんある。
自分が恵まれていることにも気が付かず、自分は不幸だ、もっと素敵な人生があるはずなのになぜ手に入らないんだろうとどんどん下へ下へと落ちていく可能性があるんですね。
だからこそ、なんかいやだな〜もっと違う人生がいいな〜と思ったら、少しでも理想に近い人生にフットワーク軽く動いてみるのが大事だと思うのです。
外に出てみたら自分がけっこう悪くない人生を歩んでたことに気がつく可能性は大いにあるのです。
【経験談2】人生で初めて海外に住んでみてわかった、日本(東京)の快適さ
↑ルーマニア・ブカレストはいたるところに落書きがある街です
2021年の9月から海外生活をしていて、まだ1ヶ月しかたっていないのにめちゃくちゃ日本の良さに気付かされました。
もともと日本を出てみたいと思った理由は、東京の生活に息苦しさと飽きを感じていたからでした。
- 東京で10年暮らして、もう先が見えた感があった
- 高い家賃と狭い家のために仕事をしているようで、やるせなさを感じた
- 目線でなにかを訴える、空気を読む文化にちょっと疲れた(無言の圧力など)
などが日本を出てみたいと思っていた理由でした。
あとは単純に海外に一度は住んでみたかったというのも大きいです。
詳しくは 海外生活してみるよ!HSPでも30代でもコロナでも、やりたいことをやってみたい でまとめてますのでよかったらご覧ください
そのほかにも東京は
- 夏が蒸し暑すぎて通勤とか無理でしょ
- 土日は特にどこも混みすぎてて疲れる
- 満員電車とかだるすぎ
- 日本人基本的に受け身で従順すぎ
とか、不便だなー生きにくいなーと思っていたのです。
で、とりあえずルーマニアという東欧の国で1ヶ月ほど住んでみたわけですが、うわ~~日本ってめっちゃ楽だったな〜〜と思うことがたくさんあります。
たとえばルーマニアではこんな不便なことに遭遇しました。
- アパートやホテルの排水溝がくさい率高い(今のところ7件中3件めちゃくさ)
- 朝起きたら暖房全部ストップしてるなど、設備故障もある
- いつも道路にゴミが散乱して街中が悪臭
- 水道水が飲めない(飲まない人が多いそう)ので、料理用にもペットボトルの水を買わないといけなくて買い物が重くて大変
- 1泊7,000円のまあまあランクな4つ星ホテルなのに、受付の人めちゃ感じ悪くてぶすーっとしてる
- 虫がふつうに家にいる。ホテルにすらいる(Gとか南京虫とか。クモはほぼ100%いる)
- 網戸がない窓が多いので虫が入るのは当たり前
もう山ほど出てきます。
もちろん日本にはないおいしい食べ物に出会ったり、陽気なラテンの雰囲気を感じたり楽しいこともたくさんあります!
↓パンとかハムがとてもおいしい
↓日本で食べたことないレベルでおいしいチーズ。感動した
でも・・・!
東京だったら、ホテルの排水溝からどぶのニオイがすることはめったにないし、
道路にゴミが散乱するとしてもゴミ収集日の朝の一瞬くらいですよね。
ホテルにふつうに虫がいるってこともないし。
なんというか、日常的に衛生問題とか設備的な不便さとかをめちゃくちゃ感じるんです。
シュレッダーのごみが道路一面に散らばってたこともあって、なんでこれを落とした人は掃除しなかったんだ・・・と本当に不思議でした。
ゴミがあるのを気にしないお国柄なの?と思ったら、家の前をせっせとほうきで掃いたり落ち葉を集めている人はよく見かけます。
ゴミの収集日以外にも毎日ゴミを出してOKというルールが諸悪の根源だと思うのですが、
そういうのも含めて行政が行き届いていないということですよね。
もちろん住む国によっては設備も整ってて、不便なことなんかないよ〜って国もあるとは思うんですが、
ルーマニアもEU加盟国で、わたしがいるのは首都のブカレスト。まあまあな規模の国だと思うのです。
それでも東京では想像すらしたことのない不便さがあちらこちらにあって、いや〜東京(日本)って多くの人が当たり前に清潔で整った環境に住めるいい国だなぁ〜と心の底から実感しました。
これも「環境を変えた」ことで初めて気づくことができた、元の環境のすばらしさです。
もし海外に住んでみることなく、この先も何十年も日本に住んでいたら、ずっと「日本ってほんと生きづらいよな〜。これじゃあ生産性も上がるわけないよな〜、日本オワコン〜」と文句ばかりを言う人生になっていたと思います。
海外に住んでみたことで日本のよさがわかったので、日本に戻ったときにしみじみと「ああ〜この国に生まれてよかった♡」と幸せをかみしめることができます。
(すでに「いつでも日本に帰ればいいんだ、日本人でよかった♡」ととても幸せに感じています)
これだけでも日本という国への肯定感、帰る場所がある安心感、いかにこれまで快適に暮らせていたかを実感できて自己肯定感や幸福感がアップしました。
やっぱり、環境を変えて外から元の場所をながめると、案外悪くなかったなとかけっこういい人生だったなと気がつくことができるのだと思います。
だからわたしは、
今の生活がいやだと思うなら環境変えてみるのはとてもいい選択です!
と思うのです。きっとなにかしら素敵な気づきがあるはずです。
【おすすめの環境の変え方】できる限りマイナーチェンジで、安全領域で動いてみる
次におすすめの環境の変え方についてお話させてください。
HSPでもあり心配性でもあるわたしのおすすめは
「環境の一部をちょっとだけ変えて、これなら生活できると思える範囲で動いてみる」
ということです。
つまり急に思い切って、いきなり起業とか、いきなり仕事も全部やめて海外転職します!とか大きく動きすぎないということ。
理由は、大きく変えすぎると自分の中の期待が大きくなりすぎて、もし失敗したらとかのプレッシャーで潰れる可能性があるからです。
せっかくの挑戦が「人生最大の失敗だった・・・」なんてことにもなりえます。
環境の一部をちょっとだけ変えて安全領域で動くというのは、たとえば
- 同じ業種で違う職種に転職してみる
- 会社員をしたまま副業をはじめてみる
- 次の仕事が見つかっていないのに今の仕事をやめない。見つかってからやめる
- いきなり海外移住と決めず、まずは1週間の旅行でアパート(エアビー)を借りて現地生活を味わってみる
などです。
つまり、失敗したら戻れる場所を残しておいたり、これまでの経験があればなんとか大失敗にはならずに済みそうだなという道を選ぶのです。
わたしの例でいうと
- 7年働いた会社をやめたときは、なんとか半年は生活できそうなお金の目処が立っていた
- 派遣社員として働きながら、だんだんと副業に力を入れていった
- 海外に来るときも、日本から定期的な収入が得られる状態になってから出発すると決めていた
という感じです。
思い切って100%新しい道にふりきってしまうと、うまくいかなかったらどうしようと焦るので、元の環境のよさに気がつく余裕なんてなくなってしまいます。
これまでわたしが環境を変えてきたときのブログ記事を以下にまとめてみたので、興味がある記事があればぜひ読んでみてください
ちょっとでも環境を変えて、自分のこれまでの人生をプラスにとらえられるきっかけになればうれしいです
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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年齢?婚活?年収?キャリア?なんぼだって選べるし、好きな道選んだらええのですよ。
見よ私を。32歳独身、正社員手放していきなり海外来て、日曜なのにアパートにこもってベッドでゴロゴロしてるんだぜ。意味不明だろ。でもそれがやりたいことなの。
いいの、なんだって。正解なんかないの🌈🥳
— なご/生きやすさ重視系フリーランス (@puutaro_hana) October 3, 2021