
こんにちは、webマーケティングに10年以上携わってきた、なごです
最近ウェブマーケティングって儲かる!とか、これから必要とされる仕事だ!と言われて注目度が上がってきていますが、
実際どんな仕事なの?と疑問な人も多いと思います。
「未経験からwebマーケティングに転職したいけど難しいですよね・・・?」というご相談も頂くこともありますが、
webマーケティングとひとくくりに言っても、いろいろなポジションがあるのでどの部分に転職したいか先に決めるのが大事だと思うんです。
そこで今日は、webマーケティングの種類や仕事内容をまとめてみました。
未経験からの転職しやすさも仕事内容別に解説していますので、参考になればうれしいです。
webマーケティングとは?広告とSEOの大きく2つに分かれる
webマーケティングの仕事は大きく2つにわかれます。
- web広告分野
- SEO分野
そしてそれぞれ次のように、
- 事業会社の人
- コンサルティングや代理店の人
にさらに分かれます。
詳しい仕事内容は次のようになります。
ライターやエンジニア、デザイナーはwebマーケターとは分けて考えるのが一般的なので、この記事ではそれ以外のマーケターとしてのポジションをご紹介します。
【web広告】①事業会社の宣伝部・マーケティング部の担当者=広告主
事業会社の宣伝部やマーケティング部にいる人たちは、「広告主」と呼ばれる人たちです。
自社のサービスや製品を広告を使って広く知ってもらい、買ってもらうことがミッションです。
事業会社とは:
自社でサービスや商品を作り売っている会社のこと。
広告代理店やコンサルティング会社のように提案や受託で仕事をしている会社と区別して「事業会社」と呼ばれます。
自社で広告運用(広告の配信設定など細かい作業)までする会社もありますが、広告代理店に運用を依頼する会社も多いです。
▼事業会社の宣伝部・マーケティング部の担当者仕事内容
- 自社の商品を誰に売るか、ターゲットを決める
- 自社のお客様はどんな人なのか、サイトにどんな人が来ているのか、どの曜日のどんな時間に購入が多いのか、など分析をして、広告の戦略を立てる
- 広告の目標やゴールを決める
(いくら広告費をかけて、何個売れたら合格なのか?を決める) - どんな広告を使ったら効果的かを考え、広告代理店に依頼をかける
- 広告代理店からのレポートを毎日見て、コストが見合っているか、収益性は順調かなどを把握する
- 広告効果が悪いものがあれば、中止するのか、予算を削るのか、デザインを変えるか、など対策を考え実施する
▼使用するツール例
- Google Analytics
- Googleサーチコンソール
- 自社の購買データをEXCELやaccess、pythonなどで分析
(→分析の専門家がデータアナリストという人たちです) - MA(マーケティングオートメーション)
- BIツール(ビジネス・インテリジェンスツール)

ブランド全体にかかわる仕事。
未経験者を社外から採用するケースは少ないように思います
①事業会社の宣伝部・マーケティング部は、わたしが見てきた中では経験者の採用がほとんどでした。
未経験なら、社内異動が一番の近道です。
わたしも社内異動でマーケティング部に異動できたことがきっかけで、webマーケティングのキャリアが始まりました。
最終的に①の事業会社の宣伝部やマーケティング部の仕事をしたい場合は、ほかの職種で経験をつけてから、経験者として転職するほうが採用されやすいと思います。
【web広告】②広告代理店やコンサルティング会社のプランナー・広告運用者
①の事業会社から、広告の運用やプランニングを任されるのが、
②広告代理店やコンサルティング会社です。
そして広告代理店たコンサルティング会社の中でも、
- プランナー
- web広告運用担当
の2つが主なwebマーケティングのポジションになります。
このポジションは未経験での募集もあるので、未経験からwebマーケティングに転職したい人にとってチャレンジしやすい仕事です。
また広告運用者はクラウドワークスやランサーズでの募集も多いので、フリーランスを視野に入れている人にもおすすめのポジションです。
プランナー:
お客様(①の事業会社の人=広告主)と打ち合わせをして要望を聞き、実際にどんなスケジュールや予算で広告を運用していくかプランを立て、実行していく人。
アカウントエグゼブティブなどの呼び方もあり、営業のようなポジションです。
広告運用:
プランナーが立てた内容にもとづき、実際に広告の配信設定や入稿(バナーなどの設定)、毎日の監視や調整をする人です。
Google広告やYahoo広告、Facebook、Twitter、Instagram広告などの広告の詳しい知識とスキルが求められます。
また配信設定を間違えると想定以上にコストを使ってしまって大問題になったりすることもありますので、
細かい作業が好きな人や、数字を見るのが好きな人に向いていると思います。

【web広告代理店の有名な会社】
セプテーニ、オプト、サイバーエージェント
未経験でもOKのweb広告プランナーやweb広告運用の仕事は、特にdodaで多く掲載されているので見てみてください。
大手企業ほど経験者を欲しがります。
(というか、経験者はみんな大手に応募するので、中小企業は未経験者も採用するしかなかったりしますが)
未経験からチャレンジしたい場合は、中小企業の求人も多く扱っている転職エージェントを利用するのが近道です。
ちなみにわたしは新卒で大手IT企業に入社し7年間働いたあとに、現在は社員数100名以下のベンチャーで働いていて、大手も中小企業もどちらも経験がありますが、
未経験で転職するなら中小企業のほうがなじみやすいと思います。

あとIT系は圧倒的に中小企業の数が多いので、企業規模にこだわりすぎるとチャンスを逃します
未経験からwebマーケティングへの転職をしたい方は、まずはdodaに登録して求人を実際に探してみてください。
意外と未経験可の求人があるので自信にもなりますし、なにより実際に動いてみないと何も始まりません。
大手の求人がメインの転職エージェントを利用すると、未経験OKの求人が少なくて紹介してもらえないことも。
未経験での転職なら、未経験OKの求人が多いエージェントを選ぶとよいです。
③事業会社のSEO担当者
次に、事業会社でSEOを担当するポジションです。
SEOを担当する部署は、会社によってどの部署にあるかバラバラで、
マーケティング部、サイト運営担当、EC(ネットショップ)担当、エンジニア、などさまざまな部署にSEO担当のチームがあったりします。
そのため求人を探すときには、採用部署で絞り込むのではなく、「SEO」というキーワードが入っている求人を探すほうが効率よく探せます。
こちらも①【web広告】の事業会社の宣伝部・マーケティング部と同じように、未経験での募集が少なめです。
▼仕事内容
- 自社サイトがインターネット検索で上位に表示されるように、施策を考える
- 自社サイトのコンテンツを企画する
- コンテンツを実際に作ってくれるライター、デザイナー、エンジニアへの依頼、スケジュール管理、進行
- 自社サイトがどんなキーワードで検索されているのか、どんなキーワードをねらったらもっと多くの人に見つけてもらえるのかを分析する
- サイト構造などテクニカルな改善策を考え、エンジニアに実行を依頼する。
▼求められるスキル
- SEOの知識
- HTML、CSSの理解
- ホームページを作ったことがある人は、かなり理解しやすい
▼使うツール例
- Google Analytics
- Googleサーチコンソール
- キーワードプランナー

事業会社のSEO担当は未経験の募集が少ないので、次で紹介しているコンサルティング会社などで働いてから転職するほうがスムーズです。
④SEOコンサルティング会社
SEO分野で未経験から転職するなら、こちらのSEOコンサルティング会社が転職しやすいと思います。
なぜなら未経験での募集もけっこうあるからです。
SEOコンサルティング会社の求人でよくある職種が「プランナー」です。
SEOプランナー:
③の事業会社のSEO担当者がお客様。
お客様のサイトの課題、SEOの目標などをヒアリングし、具体的な改善策の提案〜実行までを行います。
またコンテンツを作ってくれるライターや、サイトを実際に修正してくれるエンジニアに依頼をしたり、スケジュール管理も担当するので、業務範囲は幅広くなります。
営業+プロジェクト管理みたいな感じなので、対人スキルもプロジェクト遂行スキルも求められます。
SEOコンサルティング会社も広告運用の仕事と同じように、dodaで特に未経験可の求人が多く掲載されています。
求人に「お客様のサイトの改善、SEO施策の提案〜実行、定例レポート」などと書かれていたらSEOコンサルティング会社の求人です。
まずは登録して、実際に未経験OKの求人を探してみてください。
まとめ|未経験からのwebマーケティング転職は広告運用職かSEOコンサルティング会社をねらおう
以上、webマーケティングの仕事内容4種類と、未経験から転職しやすい職種についてお話してきました。
事業会社のウェブマーケティング担当者は未経験での採用が少ないので、web広告代理店かSEOコンサルティング会社の未経験可の求人に応募していくのが一番の近道だとわたしは思っています。
またわたしは広告主の立場を2年ほど経験し、あとはコンサルティングの立場で携わっていますが、どちらも楽しいです!

webマーケティング、楽しいですよ!
webマーケティングの募集はどんどん増えていると言われていて、実際に同僚を見てもどんどん転職している人が多いです。
一度経験を積めばそのあとのキャリアはどんどん広がるので、まずは未経験可の求人からチャレンジしてみると、きっとこれまでと大きく違うキャリアになるはずです!