「派遣の時給は上がりにくい」って、これ、ある意味ウソだと思います。
正社員のときよりサクッと給料上げてもらえました!!
派遣の時給は上がりにくい、というか上がるなんてことはほぼない、って思ってました。
でも今回、交渉したらなんと500円も(月で48,000円ほど)時給を上げてもらうことができたので、タイミングやコツについて体験をまとめてみました。
(期間限定での待遇だったのでずーっと高い時給のままなわけではないですが、それでも時給上げられるなら上げたいわい!という方の参考になればうれしいです)
【タイミング】仕事の範囲が広がるときが、時給交渉のチャンス
派遣先の会社から「この仕事もやってほしいんだけど」と頼まれたときが、時給を交渉するチャンスです。
つまり、人手不足だから1人にもっと仕事を頼みたいと会社側が思っているときです。
もしその仕事がもともとの派遣契約では業務内容に含まれていなかったら、
「その仕事もやるので、時給を上げてください」と交渉することができます。
わたしの場合は、もともとは「資料作成、広告の設定、請求処理」などの作業だけをするという契約内容でした。
仕事を始めて2ヶ月ほどたったころに上長から
「業務フローの整理、仕組みづくりまでやってもらえるとうれしいな〜」と言われました。
これは業務範囲が広がるということ。
ただの作業をこなす人 → 体制づくり、仕組みづくりをする人 に変化します。
これって派遣の募集で考えたら、明らかに時給が違う仕事だよね?と思ったので、
同じような業務内容の派遣社員の時給相場を調べて、交渉してみたら、すんなり交渉が通ったのでした。
なんなら正社員のときは年に1回昇給チャンスがあったけど、上がっても月給2,000円ずつ昇給とかで(なめんなよ)って感じだったので、
派遣のほうが交渉しやすいじゃん、、、とすら思いました。
え〜!そんなの契約に含まれてません!と断る前に、チャンスとしてとらえてみてほしい〜♪
契約に含まれていない仕事を断って、さらには退職しちゃう人もいる。超もったいない
契約に含まれていない仕事を頼まれたとき、なぜか仕事まで辞めちゃう派遣社員って多いのですよ。
以前正社員として働いていたとき、わたしは派遣社員を管理・マネジメントする仕事をしてたんですが、
契約外の仕事を「これもお願いできますか?」って聞いただけで
「そんなの契約に含まれてません!!聞いてません!」といって断るだけでなく、その仕事もいやになっちゃって辞めちゃう人ってけっこういたんですよね。
(まあそれ以外に嫌なことがあったのかもしれないけど・・・)
契約外の仕事を断るのも、派遣の仕事をやめるのも全然悪いことじゃないし、
わたしも「嫌ならすぐ辞めたるで!」といつも思ってるタイプなんですが、
契約外の仕事を頼んでくる会社=最悪。ブラック。こんなところ働く意味ない
みたいに思ってる人も多そうだなーと思いました。
でも、契約外の仕事をするなら、時給上げてもらえばいいんですよ。
時給を上げてくれないのにその仕事を強制されるとか、仕事を断ったら意地悪されるとか、
そういうことになったら辞めればいいんじゃない?
ってわたしは思います。
もちろん、キャパオーバーになるからこれ以上引き受けられないとか、仕事内容が難しい(めんどくさい)から引き受けたくないというときは、受けなくていいと思います。
ただ、
契約外の仕事をしてほしいって頼まれたとき=時給交渉のチャンスかも!!
ということを知っておくだけで次の交渉チャンスをガッチリつかめると思います。
【大前提】派遣先にメリットがないなら時給は上がらない
派遣の時給が上がらないと嘆くのを聞くことがあるのですが、よく聞くと派遣先に一切メリットがないケースだったりします。
時給を上げてもらうからには、派遣先にとってメリットがあるというのが大前提です。
今回のわたしのケースでは、派遣先の企業にとってこんなメリットがありました。
- 新しい人を雇わずに、別の業務をお願いすることができる=採用コスト削減
- 本来正社員がやるようなフロー作りという仕事を、安い時給の派遣社員に頼める=社員の人件費削減
- 期間限定の時給アップでいいので、新たに人を雇うよりもコストが安く抑えられる
逆に考えると
派遣社員にしかメリットのない時給交渉はほぼ通りません。
もし企業側にメリットがないと思う場合は、あきらめてより時給の高い派遣の仕事を見つけるほうが、余計な交渉で自分のメンタルをすり減らさなくて済みます。
【時給交渉のコツ】事前に相場を調べる
時給交渉がすんなりうまくいった理由はおそらく、
事前に時給相場を調べて、妥当な時給で交渉したからだと思います。
やり取りの流れとしてはこんな感じでした
- 派遣先の上長から「この仕事もお願いできる?」と相談を受ける
- 「ぜひやらせてもらいたいと思っています!ただ、今の契約では業務内容からはみ出てしまうので、派遣会社に相談させてください」と、待ってもらうようにお願いする
- その業務内容での時給相場を調べる
- 派遣会社に「この業務も依頼されたのですが、相場では○円くらいの時給の仕事内容になるので、時給をもし上げて頂けるなら積極的にお受けしたいと思っています。交渉をお願いできないでしょうか?」と交渉をお願いする
- 派遣会社→派遣先に交渉。成立。
派遣会社も、わたしの時給が上がれば手数料が増えてラッキー☆と思うはず。すぐ交渉してくれました。
時給の相場を調べる方法は
- 自分の派遣会社が出している求人で、同じような仕事内容の時給を確認する
- 他の派遣会社の求人の時給を見る
という2つで調べました。
わたしの場合は500〜600円くらい上がるのが相場でした
給与交渉したことでなにか不利にはたらくことはないので、弱気になって安く提示しすぎないことが大事です。
【時給交渉のコツ】実際の交渉は派遣会社にまかせる
時給交渉のコツの2つめは、実際の価格交渉は派遣会社の営業さんからしてもらうということです。
自分から派遣先の上長には、時給の話は一切しませんでした。
なぜなら、派遣社員は派遣会社に雇われているから。
派遣会社としてもわたしから勝手に時給交渉してしまったら、困ることもあるはずです。
派遣社員 → 派遣会社 → 派遣先
という交渉ルートを破らないことで、派遣会社とも派遣先とも関係性が悪くならず、むだなトラブルも避けられはずです。
【注意】時給がもとに戻る可能性も理解しておこう(つらいけど)
最後にちょっと残念なお知らせです。
わたしの時給が上がったのは、11ヶ月間の期間限定でした
業務フローの整理という業務をするから時給を上げてもらったのですが、
その業務が終了した翌月から、もとの時給に戻りました。
これは時給交渉をする時点で、「業務が終わったら時給は戻る」と聞いていましたし、納得してます。
11ヶ月のボーナスタイム、最高でした。
でもやっぱり給料が下がるという寂しさはありますよね・・・笑
まあでも「やった分だけ給料に反映される」という派遣のスタイルが好きで派遣社員をしているので、
時給を上げてくれた派遣先にも派遣会社にも感謝しかありません。
ということで、業務内容に応じて時給を上げてもらった場合には、業務が終わったら時給が戻ることも理解しておきたいね、というお話でした。
時給交渉に応じてくれるような柔軟な派遣先に出会うコツ
でもさー、そんなに柔軟に時給上げてくれるような会社って、そうそうないよね?
って思いますよね。
わたしはたまたま今の派遣先が超柔軟・神対応だったのですが、今回の時給交渉以外でも、とにかく従業員に手厚いし、体制も柔軟だなーと思います。
柔軟な対応ができる理由を考えてみると、
- 柔軟に対応できる企業規模であること(社員数が少ない)
- もうかっている会社・業界であること(IT・ウェブサービス)
という2つが大きい気がします。
ということで、派遣の仕事を選ぶときには
- 社員数100名以下
- ITやウェブサービス業界
という条件で探してみると、柔軟な会社に出会いやすいのではないかなと思います。
柔軟だからって時給が上がるとはかぎらないけど、交渉しやすさの目安にはなると思います
大手の派遣会社は大手企業の求人がメインだったりして、個別の派遣会社に登録してから探すと効率が悪くなってしまいます。
今回のように社員数や業界という大きなくくりで仕事を探すときには、
リクナビ派遣のような、複数の派遣会社の求人をいっきに探せるサイトを利用すると、より早く希望の仕事を見つけやすくなります。
このブログを読んで時給が上がった人がいたら、ぜひ教えてください笑
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そのままのスキルで在宅の仕事にシフトした方法
2024年現在、わたしは完全在宅フリーランスとして「会社員のときより少ない稼働時間」で「会社員より多くの収入」を得られるようになりました。
そのためにやってきたことは
- 時間単価の高い仕事にだんだんと変えていった
- →在宅でできる業務委託の仕事に変えていった
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というかんじです。
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