HSPで、会社でヘトヘトになりがちだった、なごです
わたしはHSPで、会社でうまく働けませんでした。
でも職場を5つ経験したら、心地よく働ける環境がわかってきました。
今は自分に合う環境を選べるようになって、業務委託+個人事業というスタイルで働いています。
- HSPに向いている仕事・職種
- HSP的にはきつかった、しんどかった仕事・職種
- ゆったりはたらけるオフィスや部署の特徴
HSPに向いている仕事とは?
HSPは一般的には「繊細で感受性が豊か」といわれていて、「芸術性の高い仕事に向いている」といわれたりします。
(長沼睦雄・著「敏感すぎる自分を好きになれる本」より)
「HSPは絶対これが向いてる!」という仕事はありません。
5人に1人がHSPといわれます。
そのためHSPでもいろいろな仕事をしてる人がいます。
自分に合う環境を、ちょっとずつ見つけていくのが大事です
HSPについて詳しく知れるおすすめの本|「繊細さん」の本 著・武田友紀
HSPの特徴や悩みがちなポイントを知っておくと、自分の環境選びの参考になります。
本でHSPの全体像を知っておくと楽です
あーーわかるーー!というHSPあるあると、対策がたっぷり書いてあって参考になります
HSPでも楽に働ける職場や仕事の特徴【経験談】
わたしはこれまで5つの会社で働きました。
業界も規模もバラバラな会社を経験してみて、HSPでも働きやすいと思ったのはこんな環境でした。
- 職種:専門職
- シングルタスク&個人プレー
- 部署:営業部以外
- 環境:大手企業(フロア人数100人以上) or 在宅勤務
社員が多い会社はオフィス環境が充実してました
職種:専門職はHSP向き
「専門職」はHSP的に働きやすかったです。
たとえば、デザイナーやエンジニア、マーケター。事務系なら経理、法務など
逆につらかったのは、営業事務やアドミと呼ばれるサポート職や営業企画。
HSPは特にマルチタスクが苦手な人が多いと言われます。
わたしも一気に仕事がくると、頭が混乱してパニックになりがち。
また人に気を使う場面が多いほどHSPセンサーが働くので、部署間の調整やマネジメントはしんどかったです。
役割がはっきりしている仕事だと、自分の専門分野に集中できました。
自分でペースも決めながら働けることも多く、HSPでも働きやすく感じました。
これまでやった中で向いていたと思う仕事は
- 調査研究会社やコンサルの補助
- データ分析・統計分析
- Webマーケティングのプランナー
- Webマーケティングのコンサルタント補助
など。
シングルタスク&個人プレーの仕事
「マルチタスクが求められにく、個人プレーができる専門ポジション」はHSPでも働きやすかったです。
わたしはずっとウェブ広告やマーケティングに携わっていますが、この分野はいろんな職種があってわたしには向かないと思うものもありました。
たとえば営業やWebディレクターは、人との調整が多くてわたしの場合は疲弊してしまいます。
なのでデータ分析やWebマーケティングのプランニングなど、分析したり資料化するという部分に特化して派遣社員として働くようになりました。
少しでも自分のペースを保ちやすく、シングルタスクに近づけるような仕事を探すのがHSPでも快適に働くポイントです。
大手企業か在宅勤務が働きやすかった
HSPが大手の企業で働くメリットはこんなことがあります。
- 机が広いから、隣の人との距離が保ちやすい
- 椅子が高機能で座りやすい。疲れやすいHSPにとってありがたい
- 休憩室が整備されているので、リラックスの時間をもちやすい
逆にベンチャー企業はオフィス環境にお金をかけない傾向があって、わたしはオフィスにいること自体がしんどかったです。
- 古い雑居ビルにオフィスがある
→声がかなり反響して耳がつらい。仕事に集中できない - 備品も節約するのでデスクや椅子が安物。
→作業スペースが狭いし腰が痛くてつらい - オフィスが小さく、休憩スペースがない
→自席でお弁当を食べることになり、休憩時間もリラックスできず疲れてしまう
これもHSPならではかもしれませんが、
作業環境が快適でないとまったく集中できないし体調すら崩してしまいます。
なのでオフィス環境が整っている大手のほうが働きやすかったです。
在宅勤務になってからは、さらに快適に働けてます。
自分のペースを保って好きな空間でゆったり働けるので、在宅ワークがとても合ってるように感じます。
HSPが向いていない仕事|営業の部署はおすすめできない
HSPが働く部署は、営業の部署以外がいいとわたしは思います。
営業の仕事が好き!という人はいいと思うのですが、
営業のサポートや、いつも営業の人と一緒に働く仕事はわたしはつらかったです。
理由は、
- 電話が多いのでいつもまわりが騒がしい。
電話で作業が中断される。音でびっくりして集中力が切れてしまう - 客先に合わせて仕事のスケジュールが変更になる。自分のペースを保てない
- 「今日中ね!」などいきなり突発で頼まれる仕事も多い
逆にエンジニアや研究職の人と働いたときは周りも静かでした。
仕事も長期的なスケジュールがあり見通しも立ちやすくて、とても働きやすかったです。
静かなオフィスと、専門性の高い仕事がHSPにはよいのではと思います
HSPな自分に合う仕事を面接でチェックするポイント
会社は入社してみないとわからないことがたくさんありますが、面接で事前に確認できることもあります。
たとえばわたしはHSPな自分でも安心して長く働けそうかをチェックするために、面接でこんなところを確認していました。
- 仕事の納期が短すぎないか
- やることが明確に決まっているか
- 自分の上長は誰になるのか
- オフィスは静かか、机のパーソナルスペースは十分にあるか
- 休憩室など一息いれる場所があるか
面接で確認:仕事の納期が短すぎないか
仕事の納期は絶対聞く!
たとえば突発の仕事を「今日中ね!」と頼まれるのがふつうの会社ではほかの仕事の予定が狂ってしまうのでつらかったです。
具体的に面接では「一つの依頼についてだいたい何営業日くらいでお返しするものが多いですか?」と聞いていました。
面接で確認:仕事内容や役割が明確に決まっているか
「自分が求められる役割がはっきり決まっているのか」も面接で確認します。
企画と総務まわり全般をまかせますと言われた会社もあったのですが・・・つらかった。。
自分の専門でない雑務的な仕事がどんどん回ってきて、やりがいを感じにくかったです。
面接では具体的な仕事内容や使用するツールなどを聞いて、イメージをふくらませるようにしてます。
面接で確認:自分の上長は誰になるのか
自分の上長になる人と気が合いそうかも、面接でチェックしていました。
HSPは特にそうだと思いますが、つらい人間関係はほんとにエネルギーを消耗します。
ただでさえ人に気を使うHSPなのに、苦手な人と毎日やりとるするのは地獄ですよね
面接で確認:オフィスは静かか、机のパーソナルスペースは十分にあるか
オフィスも見学できるよう、面接前にお願いしておきます。
(セキュリティの事情で断られることも多いですが、ダメ元で必ず聞きます)
机は広いかな?窓がある明るいオフィスかな?
など自分が心地よく働けそうな環境かチェックしています。
こんなこと聞いたらずうずうしいかな?と不安なときは、エージェントや派遣会社のコーディネーターさんに相談します。
代わりに教えてくれることも多いですよ
HSPの転職方法:派遣か転職エージェント利用がおすすめ
HSPでも快適に働くためには、入社前にどんな職場なのかをより詳しく知っておくのが大切だと思います。
そのための方法として実際に有効だったのが、
- 派遣社員として働く
- エージェントを利用して転職する
の2つです。
派遣会社は同じ企業に何人もスタッフを派遣していることが多いので、派遣会社がすでにその企業のことを詳しく知っていることが多いです。
転職エージェントの場合も、上長がどんな人なのか、どんな雰囲気の会社かなどを事前にエージェントの担当者から聞くことができます。
担当者が知らない場合には電話で聞いてくれたりして、自分で直接応募するよりも事前情報をたくさん聞くことができました。
わたしが実際に登録をして職探しをしてみて、よかったなと思う転職エージェントと派遣会社をご紹介します。
【転職エージェント】求人が多くて幅広い doda
業種や職種チェンジを検討しているなら、幅広い業種、職種の求人がある
わたしはHSPで職場環境に悩んでいたので、
- 業界
- 職種
- 職場の雰囲気
などこれまでとはなにかを変える必要があると思って、幅広く求人を見ました。
【フリーランスエージェント】エンジニア・デザイナー向け
システムエンジニアやデザイナーとして実務経験がある方は、フリーランスになるのも選択肢のひとつだと思います。
わたしも最近ちょこちょこと個人事業をやっていて、ゆくゆく完全フリーランスを目指していますが、最初は人脈もなくフリーランスの仕事を探すつてもなかったので、フリーランスエージェントに登録して業務委託の仕事を探していました。
「世の中こんなにフリーランス案件ってあるもんなのか!」とびっくりするほど案件が多いです。
報酬も高単価なので、スキルはあるけど自力で業務委託案件を探すのはまだ難しいと思う方はエージェントの話を聞いてみるのもよいと思います。
- 週1〜・フルリモートなど柔軟な案件が多い
クラウドテック - 案件数が多い大手エージェント!
ITプロパートナーズ
どちらもわたしも登録してます。実際に案件紹介もしてもらえてるので、おすすめ!
人脈ゼロならフリーランスエージェントで案件を紹介してもらうのがおすすめ!
常に7社のエージェントに登録してますが、その中でもクラウドテックはマッチする案件をちゃんと紹介してくれて、おすすめできるエージェントです。
大手企業の求人数が多い!事務系なら【テンプスタッフ】
求人数がとても多い、大手派遣会社のテンプスタッフにも登録しておくのがいいです。
大手で働きたい人にテンプはおすすめ!
どんな職場かを応募前に教えてもらえることも多いので、就業後に「イメージと違った!」というトラブルが少ないのがうれしいポイント。
- これから事務職にチャレンジしたい方
- 大手企業で腰を据えて働きたい方
にはテンプスタッフがおすすめです。
【派遣を一気に検索するなら】リクナビ派遣
どの派遣会社にどんな求人が多いのかを横断でチェックできる
複数の派遣会社の求人を一気に検索できるので、それぞれの派遣会社の求人をチェックするより時間が節約でき、効率よく仕事探しができます。
わたしは派遣社員として2年ほど3社で働いてきましたが、
- 大手企業(安定率も高い企業)を紹介してもらえるか
- 相場よりも高い時給で働けるか
はどの派遣会社を選ぶか、によって大きく変わります。
わたしが週5日働かなくてよくなったのも、時給のいい派遣の仕事を見つけることができたからでした。
時給と仕事の希望条件で一気に検索して、効率よく自分に合う求人を見つけるのがおすすめです。
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以上、わたしが思うHSPの適職と働きやすい会社についてお話しました。
HSPとひとことで言っても敏感に感じる内容は人それぞれです。
「自分が楽に働ける環境」「これなら嫌じゃないと思える場所や空間」を自己分析して、ちょっとずつ自分が楽なほう、好きなほうを選んでいくことで働きやすい仕事が見つかります。
もし今、本当は仕事や環境を変えたいのにお金を理由にがまんしている人がいたら、
自分の気持ちを優先したほうが結果的に楽になるかもよ〜とお伝えしたいです。
そして、もし会社や仕事のストレスなどで体調を崩してしまってるのなら、
まずは休むのが一番大事。
国の保険など制度をフル活用すれば、休んでいる間も補償を得ることができます。
詳しくは体調不良で退職したらもらえるお金【傷病手当金・失業手当】 で書いたので、もらえるはずのお金を損しないためにぜひチェックしてみてください。
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