
こんにちは、HSPフリーランスのなごです。マッチングアプリで出会った夫と結婚して、2年目になります
わたしは長年、結婚式やウェディングフォトという行事というか節目のようなものに、なんとなくプレッシャーを感じていました。
結婚はしたい、というか長く一緒に過ごせるパートナーはほしい、とは思ってました
でも結婚式は・・・できればしたくない・・・
と思っていた派。
「写真だけは撮らないと後悔するよ〜」と周りから言われることも多かったけど、全然後悔してません。
同じように、しきたりや〇〇するもの、慣習にそこはかとないプレッシャーを感じる人の気持が少しでも楽になれば、と思い、記事を書いてみます
結婚式をしなかった理由。憧れがゼロ&家庭が複雑
結婚式をしなかった理由は、
- 結婚式にまったく憧れない
- 他人にお披露目できるような家族ではない
からです
友達の結婚式を見ると「よかったねぇ〜」と幸せな気持ちになるし、なれそめとか聞くのもおもしろい。
参加するのは好きです
でも自分がドレス着てみんなに見られるなんて、小っ恥ずかしい。
人生の一幕を人に見せるなんて、大げさで、恥ずかしい、と思ってしまいます。
(HSPだからなのかなー。わたしの友達のHSPたちは式を挙げてない率が高い)
さらに両親が離婚していて、父方の家族はそれはもう問題が多かったし、父は酒乱だったし。
結婚式でお酒を飲んだら・・なんて考えたら、不幸になる自分しか想像できませんでした
結局、結婚したときは父は他界してたけど、結婚式をしたいなんて1ミリも思わなかったです
夫には、付き合う前の2回目のデートの時点で、結婚式帰りの人たちを見かけたタイミングで
「結婚式したいとか、願望ってありますか?私はできればしたくありません」と伝えていました。(予防線を早めに張っていた笑)
夫も結婚式をしたいとは思ってなかったので、式はせずに、婚姻届だけ出しました。
(夫も結婚式にこだわりがない派でよかった)
逆に、結婚した(事実婚ではなく婚姻を選んだ)理由。人生への覚悟と、万が一の際の手続きのため
結婚式もしないほど、慣習やしきたりにこだわりがないのに、なぜ事実婚ではなく婚姻を選んだのか。
それは、
- 「同棲してすぐ解消」とならないために、一段階ステップを踏みたかったから
- 急な入院時、結婚していないと家族と認められない、と聞いたことがあったから
わたしは以前、同棲して1年で別れた経験があって、それがすごく大変だったんですね
そのときに「結婚するつもりがない人と付き合ってもしんどい」と感じたので
婚活は「結婚前提で付き合う人を探してます」と明言していました。
夫と会ったときも、付き合ってなかったけどデートの時点で「結婚するまで同棲はしない派です。家具家電とか買って売って、とか大変すぎるので二度としたくない」と言ってありました
それを理解してくれてたので、一緒に住みたいね、となった時点で「籍はいつ入れる?」と夫が言ってくれて、結婚することになりました(これが事実上のプロポーズ笑)
あと、急に倒れたとか入院!となったときに、婚姻関係がないと夫婦と認められず説明が聞けないとか、会えないとか聞いたことがあり。
持病があるので、万が一の時に備えて、と籍を入れたのもあります。(今は事実婚でもそれがわかる書類があれば問題ないとも聞きます)
不妊治療のクリニックでも、婚姻関係がわかる書類を出す必要がありました。
でも事実婚の人は、事実婚とわかる書類を出せばいいみたいだったので、手続きはそれほど心配することではないかもしれません。
ウェディングフォトすら撮らなかった理由。ドレスに憧れがない
結婚式はしなくても
「写真だけは撮って置いたほうがいいよ!後悔するよ!」
「子どもができたら体型変わっちゃうから、写真はすぐ撮っておいたほうがいいよ!」
と何度も言われました
そのたびに「う〜ん、そうなの〜?興味ないんだけどなぁ」と思い、
写真撮影プランをネットで調べてみては数万円〜数十万円するのを見て「もったいないなー、このお金を旅行に使いたい。。」と思っていました笑
ドレスも着物も、見る分には素敵だと思うし、友達が着てたら「かわいい」「きれい〜!」と思うんだけど、
自分が着ることには全然興味がわかないんですよねー。
不思議なんだけど。なんというか、おままごとに感じるというか笑
非日常すぎて、ごっこ遊びをしてる自分を遠くから見つめるもう一人の冷めた自分がいるというか笑
だから結局ウェディングフォトも撮らず、写真といえば、夫が仕事で滞在してた中東に遊びに行ったときにホテルで撮った写真が思い出ですかね。
別にプロに頼んだわけではなく、スマホの自撮りですが。
そういう思い出のほうが好きなんですよね〜



HSPの本質主義なところが出てるのかも。演出たっぷりのものに惹かれないから、わざわざ自分がやる意味ある?と感じてる気がします
マタニティフォトは撮った。自宅で夫のカメラで。よい思い出に。
ウェディングフォトは全然興味なかったのに、マタニティフォトは撮りました。
子どもができて幸せに感じているよ、という気持ちを子どもに残したかったのかもしれません。
あとから子どもが見たら、あ〜生まれるのを楽しみにしてくれてたのかなーと思えるかなって思って。
あとは夫がカメラ好きで、スタジオよりも家で今の日常を夫のカメラで撮影できたら、いい思い出になるだろうな〜と思ったのもあります
人に見せることはない、と思って撮影したので、わたしの心の友のすみっこぐらしのぬいぐるみも一緒に写っていて、オリジナル感満載で大満足の写真になりました
今住んでる家もいつか引っ越すと思うので、子どもがあとから見たときに「こんな家に住んでたんだ」とわかるのも、エモいかなと。
自分が小さい頃の写真を見ると、知らない家に住んでたり、父や母が若い頃を見れたり、そういう変遷がグッとくるので、家での撮影なら「撮る意味」を感じるのかもしれません
しきたりや慣習をスルーしていても、幸せです
小さい頃から「みんながしていることを、したくない」という気持ちが強いんです。
HSS型HSPっぽいところかもしれません。
我ながら、やりたくないことの基準がよくわからないなーと思います。
もともとうちは、家族写真をスタジオで撮るような家庭じゃなかったし。わたしは大学の卒業式も出席しなかったし。(袴もレンタルしてなかった)
そんな「〇〇するもの」というしきたりや慣習をスルーしがちな人生ですが、今はすごく幸せに感じています
そういう価値観を理解してくれる夫、近所を散歩しながら近くで週末外食をして、たまに温泉旅行や海外旅行に行って。
平和で落ち着きます。
特別な非日常がそわそわしちゃうHSPだから、結婚式やウェディングフォトはむずがゆく居心地が悪いのかも。
家庭の事情で、「幸せな家庭の人がみんなやる行事」にプレッシャーを感じる人も、わたしみたいなマイペースな結婚スタイルもあるから「別になんでもいいのかー」と思えたらいいなーと思います